「この仕事、ずっと続けていてもも大丈夫だろうか?」
「会社の業績ヤバそうだけど、いつまでもつのかな?」
「職場の人間関係が辛すぎて、耐えられそうにない。」
「仕事が毎日単調すぎて、やりがいを全く感じない。」
「上司や先輩と価値観がまったく合わなくてつらい。」
そんな気持ちを抱えながら・・・
「仕事辞めたいなー。でもすぐには辞められないな。だって今、忙しいし、ボーナスあとちょっとでもらえるし・・・。ああ、仕事辞めるタイミングって、いつにしよう?」
なんて思ったりしてるんじゃないでしょうか?
はっきりいって、こんなふうに仕事辞めるタイミングを迷い探っている時点で、会社にいいようにこき使われているんですよね。
優秀な人って、こんなふうに考えないんですよ。辞めたいと思ったら、自分の未来を優先して、さっさと辞めていくんです。
私が見てきた優秀な人って、みんなそうでした。
あなたも辞めたいと思ったら、気にせずさっさとやめればいいんです。
あなたの大切な未来のために、転職20回超の私が実体験を踏まえて、辞めるタイミングに悩む必要はないことをまとめましたよ。
目次
人が減ってしまい、今は繁忙期だから辞められない
人が減ってしまった原因って、会社が作ったんじゃないでしょうか?
給与が安い、残業が多い、休みがない、上司や先輩がパワハラする・・などの理由で人が辞めていったのなら、会社に原因がありますよ。人が辞めて、人員補充できていないとしたら、なおさらです。
あなたがパワハラやセクハラをして辞めさせたのなら、あなたに原因がありますが、もしそうでないなら、会社に原因があるのは明らかです。
それから会社の繁忙期って、一時的なんでしょうか? もし一年中繁忙期なら、永久的に会社を辞めることはできませんよ。
そもそもなんですが、繁忙期だから辞められないっていうのは、そう思い込んでるだけではないでしょうか?
人手が少ない繁忙期の最中に、私は某大手企業を辞めたことがありました。引きとめにあったものの、繁忙期の件は何も言われませんでしたよ。
退職を伝えた時、私のほうからあいさつがてら、
「人手が少なく忙しい最中に退職してしまい、すみません。」
と言ったんですよ。そしたら・・・
「えっ? ああ、それは全然気にしなくていいよ!」
って逆に言われちゃいましたからね。
実は同じ時期に、同僚で毎日のように「辞めてぇー」と言うヤツがいたんですが、そんなこと言っていた割には・・・
「今は忙しい時期なんで、年度の変わり目に辞めようかなと思ってます。」
ってほざくんですよ。その会社、年度の変わり目って、繁忙期と同じくらい忙しい時期なんですがね・・・(笑)
人がいなくて忙しいから辞められないなんて、自分自身の思い込みにすぎないんだということ、わかってもらえますよね?
賞与の支給時期を考えるとすぐには辞められない
仕事を辞めたいと周囲の人間に漏らすと、
「ボーナスもらってから辞めた方がいいよ」
って、よく言われませんか?
実際、私も新卒の会社を1年半で辞めた時は、賞与の支給時期に合わせて退職しました。
でも、この賞与の支給時期に合わせて辞めるって、あんまり意味ないなーと振り返って思います。
いや、賞与の支給金額が、数百万円とか高額なら、もちろん、わかるんですよ。でも、普通、賞与って、だいたい数十万円くらいじゃないですか? その数十万円のためにいろんなことを我慢するって、相当割に合わないと思うんですよ。
もしストレス発散のために、そのお金を使ってしまったら、元も子もないです。しかも健康を害して、医療費に消えてしまったら、意味ないですからね。
数十万円の金額だったら、楽しく働ける転職先を早く見つけて、新しい転職先で稼いだ方が、よっぽどコストパフォーマンスがいいです。ストレスがない分、発散する必要がなく、お金は使いませんので。
なお、もし賞与の支給時期を待って仕事を辞めるのなら、その支給時には次の賞与の時期が近づいてきますよね? そうしたら、退職はまた次の時期にお預けでしょうか?
こうなると、もはや目の前に賞与で釣られてひたすら走るしかないラットレースと同じですよ。
改めて、賞与の仕組みを考えた人って、スゴいなーと思います。会社員を「頑張ったね!」と評価しつつ、辞めさせないようにして、ひらすらこきつかうシステムを構築したわけですからね。
優秀な人は、そのシステムをよくわかっているんで、賞与の支給時期に関係なく辞めていくんですよ。そして、賞与支給時期までの時間がもったいないこともよくわかっているんです。
このやり過ごした時間が積み重なると、賞与欲しさに残る人間と、転職をしていった優秀な人との間に、絶望的な格差が広がってしまうのですね。
会社から強い引きとめがあったので辞められない
会社の引きとめって、退職を告げた人にはよくある話です。
私も退職を告げるたびに、よく引きとめにあいました。
「これからっていう時に、辞めちゃうなんてもったいないぞ!」
「ここまで頑張ってきたのに、積み重ねがなくなっちゃうぞ!」
・・・とかです。
でも、こんな感じで引きとめられると、ちょっと嬉しくなりますね。
「あ、私(俺)って会社から必要とされてるんだなー」
って感じで。
正直、引きとめられれば、うーん、考え直してもいいかなーなんて多くの人は思っちゃうんじゃないですか?
でもですね・・・この引きとめって、別に辞める人の能力や経験を評価して、言っているわけじゃないんですよ。
ここだけの話なんですがね、実際、私も人を管理していた仕事の時、自分の部下が仕事を辞めると言った時、必死で引きとめしましたよ。部下が辞めるって言った瞬間に、
「あなたはすごい優秀だから、ここで辞められちゃうと、会社の痛手だよ。」
なんて言って、引きとめましたもん。
ただね、自分の本当の気持ちは別でしたねー。本音はというと・・・
「やっベー、辞められたんじゃ、欠員の穴埋めで俺が仕事しなきゃいけねーじゃん!」
・・・って。
わかります? 自分に火の粉がかからないよう、日々やり過ごすことが管理職の1番の仕事なんです。
管理職が部下の仕事をするようになったら、管理職じゃありませんから。だから、多くの会社では管理職が辞めようとする部下を引きとめるんです。
決して、管理職が優しく言う
「君の能力は素晴らしい。会社が必要としているのは今の君だ!」
なんて言葉を鵜呑みにしないでくださいね。
すぐ辞めると経歴に傷がつくから辞められない
すぐ辞めると経歴に傷がつくとは、一体誰が言った言葉なんでしょうか?
そして、そもそも「すぐ」とは一体、どれくらいの期間を言うのでしょうか?
すぐ辞めて経歴に傷がつくのなら、辞められないストレスによる心や体への過酷な負担は諦めるのでしょうか?
一度でも大きな精神疾患を抱えてしまうと、元の健康を取り戻すことは難しいです。経歴に傷がつくよりも、精神衛生上の問題の方がはるかに重要です。
そもそも短期間の転職で、経歴に傷がつくと捉えているのは、一部の会社の人間だけです。
一部の人間の言うことだけを鵜呑みにして、我慢する必要なんてあるんでしょうか? 転職経歴に傷がつくといっているのは、転職回数が少ない人なのでしょう。
私がこれまで見聞きしてきた転職者の在籍期間はさまざまですよ。数時間、1日、数日間、数週間、数ヶ月間、1年間〜数年間〜10年超・・・etc。
すぐ辞めることで経歴に傷がつくんなら、おそらく、みんな傷だらけの人生ですよ(笑)
すぐ辞めても、理由ある転職ならば、キャリアアップ・キャリアチェンジとして前向きに捉えられます。
次の転職先が決まっていないから辞められない
転職先が決まっていないので、辞められないっていう人、私の周りでも、結構多いですよ。
転職先が決まっていないって言うなら、求人サイトや転職エージェントサービスを利用して、探せばいいんですが・・・実はそんなことすらしていない人が何と多いことか!!
転職先が決まっていないというのは、単に転職活動をしていないだけですね。辞めたいと言っているわりには、何もしていないのは、怠慢以外の何ものでもありません。
十数年前なら求人市況は求職者側に不利なこともありましたが、昨今の人手不足が深刻な状況では、今や求職者側の方が有利です。
ニュースとか見てわかっていると思いますが、大手企業は定年延長してまで、人材を確保しようとしています。こういう市況のなかで、仕事辞められないっていうのは、非常にもったいないんですよね。時間を浪費しているだけですよ。昨今の求人状況を実感していないから、そんな風に言えるんです。
求人状況を実感する意味でも、もし登録したことがないなら、一度くらいは転職エージェントサービスを利用してみるのもいいですよ。自分の適性や適職がわかりますから。
転職エージェントから、ふさわしい仕事が紹介されれば、今のストレスフルな生活から解放されます。
そのうえで、もし転職エージェントを利用しても、ふさわしい仕事がないとわかったのなら、その時は、求人サイトで探せばいいでしょう。求人サイトのほうが、求人数は多いですからね。
なお、求人サイトに登録すると、実は、いい求人にすぐ巡り会うこともよくあるんです。運命のごとく、突如、仕事が見つかってしまうと・・・
「ああ、もっと早く求人サイトに登録して見ておくんだった。我慢していたあの時間は、ほんと無駄だった」
となるんですよ。
転職先が決まっていないから辞められないという人は、まずは求人サイトに登録ですよ。
転職先が必ずあるとは限らないから辞められない
昔と違い、転職をサポートする環境はかなり整いました。しかも、前記でも言いましたが、今は人手不足の状況です。20代や30代なんて、転職エージェントや求人サイトを使えば、必ずやどこかの転職先が見つかるはずです。
それでも転職先が見つからないようなら、派遣会社で派遣社員として働くのも一つの手です。


派遣社員は、基本、残業などなく、健康を害することが少ないのでおすすめです。
もし職場が合わず、仕事が辞めたかったら、3ヶ月や6ヶ月といった契約期間終了で辞めることもできますよ。なお、派遣社員が嫌ならば、派遣社員として働きつつ、正社員の道を探る方法もあります。

仕事辞めるタイミング?のまとめ
仕事は辞めたいと思ったときに、辞める絶好のタイミングです。辞めることに迷いなんて必要ないです。
自分の時間・体・健康を最優先にして、辞めたいなら気にせずさっさとやめればいいんです。迷っている時間がもったいないんです。
仕事がイヤならすぐ行動して、新しい転職先を見つけた方が自分のためになると改めて実感しました。私だけでなく、これまで見てきた優秀な人も、辞めるタイミングなんて気にせず辞めていっています。
ある意味、自分の考えや気持ちに素直になり、そのまま行動しているとも言えます。
仕事を辞めることに無理をして、今ここで心や体を壊してしまっては、この先もっと高い代償を払うことになりますよ。
仕事を辞めるタイミングで悩んでいるあなた! 自分の辞めたい気持ちに素直になってくださいね。
今や人生は100年時代。先はまだ長いんですから!