派遣社員と契約社員 選ぶならどっちがいい?【実体験から解説します】

派遣社員と契約社員、どっち選ぶ?

派遣社員と契約社員、選ぶんだったら、どっちがいいのでしょう?

派遣社員と契約社員、どっちも非正規雇用です。そんなに変わりないように思えますね。

実際、私は某大手企業で派遣社員とした働いた後、契約社員になりましたが、さほど変わりありませんでした。

ただし、別の会社に移って契約社員をした時には、大きな違いを実感しました。

実は会社によって、大きな違いとなって現れてくることがあるんです。

自分の優先度に何を一番にもってくるかで、派遣社員か契約社員かの選択はとても重要だとわかりましたよ。

あなたが仕事やキャリアで一番大事にするものは何でしょうか?

あなたが描くプランが最適なものとなりますよう、実体験を基に、派遣社員と契約社員の違いを記事としてまとめました。

派遣社員と契約社員との違いは

派遣社員と契約社員の違い

大きな違いは雇用主

派遣社員と契約社員とで変わってくる違いの一つに、雇用主が違うものが挙げられますね。

派遣社員は、テンプスタッフとか、リクルートスタッフィングとかの派遣会社と雇用契約を結びます。

一方、契約社員は、実際に働く会社と雇用契約を直接結びます。つまり、商社・銀行などの事業を営んでいる会社と雇用契約を結ぶわけですね。

この雇い主が違いが、派遣社員と契約社員の大きな違いです。

じゃあ、この雇用主が変わると、何か大きな違いが出てくるんでしょうか?

私の体験から言いますと、同じ企業で派遣社員から契約社員に変わった時には、残念ながら大きくは変わったことはありませんでした。

某大手企業で派遣と契約を両方体験したときは・・・

某大手企業で派遣社員として2年ほど働いて経過した後、派遣社員からその大手企業の契約社員に切り替わりました。

なぜ切り替わったのか、よくわかりませんが、大手企業と派遣会社の要請でそうなりました。(派遣法改正の絡み?)

この時、某大手企業の契約社員となりましたが、働く場所・業務内容・給与などは、派遣社員の条件等とまったく同じでした。

契約社員としての契約は新規にも関わらず、派遣社員の3年満期契約を前提に、契約社員の契約期間は1年のみ。もちろん、契約更新はしないことが契約書に条件に書かれていました。(あくどい会社たちですね・・・)

契約社員になって変わったことを挙げれば、社員ID番号や社員証記載の会社名が派遣会社から某大手企業に変わったぐらいです。

社員ID番号を改めて覚えなくてはならず、ちょっと面倒臭かったのですが、感じたデメリットそのくらいでした。

一方、得られたメリットというと、クレジットカード発行時の勤務先くらいでしょうか?

大手企業のネームバリューが強ければ、審査条件には多少プラス要素になったのかなーと。

とはいえ、クレジットカードくらいだと、得られるメリットはたかがしれてますね。融資枠などは年収で決まりますので、メリットは、ほとんどなかったと思っています。

契約解除条件に大手企業のルールが適用?

ルールが追加?

前記の派遣社員から契約社員になった某大手企業での続きです。

派遣社員から契約社員になったことで、一つだけ大きく変わったと実感したことがありました。

それは契約社員の契約解除条件に大手企業のルール適用も加わったことです。

当時、指示を無視し協調性がない契約社員(※以下、問題児A)が、職場に入ってきたことがありました。

和を乱し、業務に支障がでるまでになったため、職場の10人超の契約社員が、問題児Aの対処を現場責任者(正社員)に願い出たのです。

理解してくれた現場責任者は、問題児Aの実態を企業の人事部に伝え、手続き(すぐに契約解除)をすると言ってくれました。

ところが、人事から返ってきた答えは「契約解除はできない。」という結果でした。

どうやらすぐに契約解除するには、その大手企業で懲戒解雇するのと同じ条件がないとダメだったようです。(その大手企業、労働組合が強く、社員保護の観点から、それが反映されたようです。)

ちなみに、その大手企業で正社員が懲戒解雇される条件は、刑事事件で判決を受けるくらいものとのことでした。

結局、問題児Aは解雇されなかったため、その後も問題行動を続けました。さすがに、問題行動が重なったため、会社の人事部も事情を勘案して、問題児Aは契約更新とはなりませんでしたが、そこにいたるまでには、多大な苦労が続いたのでした。(※辛すぎて何人かの契約社員が退職しましたが・・・。)

もしこれが大手企業の契約社員ではなく、派遣会社の派遣社員だったら、契約期間も3ヶ月で派遣先企業(大手企業)から派遣会社にクレームをつける形で、何かしらの理由をつけて辞めさせられていたと思います。

しかし、その大手企業の契約社員となったことで、契約解除に大手企業のルール適用が加わり、結果としてその問題児は保護されることとなったのでした。

契約社員の就業規則は、正社員の就業規則はまったく別ものです。それでも、直接雇用の契約社員だと大手企業の正社員ルールが重ねて適用されることもあるのだと、改めて実感した出来事でした。

何かしら問題を起こしても、大手企業の扱い方次第では、保護されることもありうるため、派遣社員よりも契約社員のほうが場合によったらいいこともあります。

給与条件や悩みなどの相談相手が違う

悩みの相談相手に違い

話しやすい派遣会社の担当者

給与の条件交渉や業務の悩み・不安・不満の相談は、契約社員よりも派遣社員のほうがしやすいです。

これは派遣会社の営業担当者やコーディネーターのほうが、コミュニケーション能力に優れていることも理由の一つです。

派遣会社の営業担当者は、派遣社員と派遣先企業の間にたつ調整役、ある意味、客観的第三者です。

例えば、派遣社員が感情的な強い悩みや不満があり、それを派遣会社の担当者に伝えたら、担当者はそれをまず一旦受け止めます。

そして、派遣社員が単なる愚痴をこぼしているだけなのか、それとも業務に支障が出るほどの明らかな問題なのか、冷静に見極めます。

その後、もし聞いた話に明らかな問題であると判断すれば、派遣会社の担当者は、派遣先企業に、それを事実として冷静に伝え、改善策を求めます。

こうした段取りが取れるのが、派遣会社を雇用主とする派遣社員の特長です。

話しにくい企業の現場責任者

一方、契約社員の場合、相談をする相手っていません。相談しても、通常は企業の現場責任者(管理職など)に相談です。

業務などで不安や不満を生み出している会社自体に、相談をしなきゃいけないんです。

あなたは、会社にはっきり言えますか?

嫌な相手(会社)に、

「あなたのココが嫌いです。私がもっと好きになれるように努力してくださいね!」って。(笑)

そして、仮に言えたしても、不満や不安が解消される見込み、ありそうですか?

普通に考えると、まず無理じゃないでしょうか? 給与面での交渉なんて、言いたくてもなかなか言えないです。

心の中では・・・

無理に言ったら、契約更新がなくなっちゃうかな?
不満を言ったら、正社員登用の話、なくなるよなー

・・・なんて考えるんじゃないでしょうか?

現場責任者(管理職)は、その会社での業務には長けているかもしれませんが、現場責任者って、コミュニケーションのプロではないんですよね。会社の給与や仕事内容が不満だった時、現場責任者に相談しても、深く相談に乗ってもらえることはありません。

私が派遣社員の頃、不満がある時、派遣会社の担当者が愚痴を言ったら、聞いてくれましたよ。

聞いてもらえるだけで気持ちがすっきりし、気分を切り替えて仕事に臨めました。

ところが、某大手企業で契約社員になった際、職場の勤務体制に不満があり、そのことを現場責任者(管理職)に伝えたら・・・

「会社のルールだからできないね。嫌なら辞めてもいいよ?」

・・・ですから。

愚痴すら聞いてもらえないのかよと!

つらいときや悩みを抱えている時の相談相手って、ほんと大事なんですよ。話しやすい相手では、派遣社員と契約社員って、大きな違いがありますね。

派遣社員のほうが絶対いいですよね?

給与・賞与・交通費の金額に違い

給与・賞与・交通費に違い

一般的には毎月の給与は、派遣社員のほうが高く、契約社員のほうが少ないと言われます。一方で、賞与や交通費は、派遣社員では出ないけど、契約社員は出ることが多いといわれます。

派遣社員・契約社員、それぞれにメリット・デメリットがあるように思え、どっちがいいのか、選択に迷いそうですね。

もちろん、給与や賞与は、個々人のスキルや就く職種にもよりますので、一概には言えません。交通費に関しては、勤務先まで遠い人であれば、会社負担となりますので、契約社員の方が良さそうです。

ちなみに、私がこれまでの経験した派遣社員と契約社員を比較してみると、年間の収入金額(※交通費含む金額)では、どっちも変わりありませんでした。

お金の面だけで考えると、金額はほとんど変わらないので、どちらでも良さそうです。

契約期間に差がある

契約期間に違いがある

派遣社員の契約期間って、3ヶ月・6ヶ月が多いです。(私が経験した派遣社員は1年契約も)

一方、契約社員は、会社にもよりますが、1年契約が多いんじゃないでしょうか?

契約期間の長短って、人の受けとめ方にもよりますが、長く働きたい人にとって見れば、契約社員の方がいいですね。派遣社員の3ヶ月・6ヶ月って、結構あっという間ですからね。

ただですね、一見すると長く見えるこの「契約社員の1年契約」にも、実はデメリットもあるんですよ。もし入社して数カ月でやめたくなった時、気軽にやめられないんですね。

派遣社員の場合、3ヶ月で契約で終わりにしたかったら、更新しない旨を通知して、契約を終了することができます。契約終了後に、失業保険の給付を希望すれば、待機期間を待たずに保険を受け取れるんです。

ところが、契約社員の場合、1年契約なので、1年経たずに退職すると、自己都合扱いの退職で、失業保険に給付制限がつきます。そうなると、3ヶ月間待たないといけないので、保険を受けとる期間の点で、デメリットが生じます。

いい人間関係の職場に当たれば、契約社員の1年契約は魅力です。でも、嫌な人間関係の職場に当たると、契約終了まで1年待たないといけない難点があります。

どの職場も、人間関係って選べませんよね。そうなると、やっぱり派遣社員の3ヶ月や6ヶ月の方が魅力的に見えます。

ちなみに、私の実体験からいうと、契約社員だった時、職場の人間関係が嫌すぎて、1年契約の途中で会社辞めちゃいましたよ。

会社を辞めた時、これが派遣社員だったら、よかったのになーと思いましたね。

契約期間後の仕事の紹介

契約期間後に仕事の紹介

契約期間が終わりに近づくと、派遣社員の場合、派遣会社から仕事の紹介をしてもらえることが多いです。一方で、契約社員の場合、契約が終了すればそれまでです。契約期間満了後は自分で仕事を探さなくてはなりません。

この比較だけで考えると、派遣社員の方が良さそうですね。

ただ、実際は個々人の年齢やスキルによって、仕事の紹介って変わってきます。必ずしも契約社員は不利で、派遣社員だから紹介されるというわけではないと思います。

私の体験でいえば、派遣社員の頃、派遣契約終了時に、仕事を紹介してもらえたこともありましたが、なかったこともありました。・・・というか、なかったことの方が多いですね(笑)

一方で、契約社員だった時、自分で探さなきゃと思っていた矢先、契約先である大手企業から、関連会社への契約社員の仕事を紹介されました。こんなように、必ずしも契約社員だから、仕事の紹介がないということもいえないわけです。

派遣社員は、派遣会社が目を引くようなもの(高い事務能力やスキル、若い年齢など)がないと、基本、仕事の紹介はありません。だから、輝く能力がないと、結局、自分で探さないといけないのです。

そうなると、とどのつまり、派遣社員も契約社員もさほど大きな違いはないように思えます。

正社員登用の可能性

正社員になれる可能性

派遣社員が正社員を希望する場合、紹介予定派遣を使って正社員になる方法があります。

一方で、契約社員の場合、会社側から働きぶりが評価されば、「ウチで正社員としてやってみない?」と直に誘われることがあります。直接雇用なので、声もかけやすいですし。

人手不足の昨今、真面目に働いていると、契約社員から正社員になる話、よくありますね。

派遣から正社員化めざす派遣社員から正社員へ目指す方法をあなたにこっそり伝授!

真面目な働きぶり・能力・人柄など、日頃の仕事を通じ、分かってもらうことで正社員の道を探る点では一緒です。

ただ、どちらにしたって、正社員になれる可能性はあっても、絶対正社員になれるとは限りません。

あと、普通の派遣社員であっても、真面目ぶりが評価されて、派遣先企業から正社員の話が持ちかけられるケースも、実はよくあります。紹介予定派遣じゃなくても、よくあるんですよねー。ネットとかでもよく見かけます。

なお、契約社員から正社員をめざすのって、私が過去に体験した経験からして、自分の中に良い記憶がないです。

契約社員だった頃、契約先の会社では、真面目に仕事やっていても、正社員になれない人が一定数いたんです。

そんな正社員になれない契約社員に、正社員がニンジンをぶら下げて言うんです。

「もっと頑張って、熱意を持って仕事すれば、正社員になれるかもしれないよ?」って。

正社員の給与は契約社員と変わらないので、ニンジンに魅力、まったくないんですけどね(笑)

ヒドイ会社ですよね。誰がお前の会社の正社員なんかになるか、ふざけんなーって話です! 私はそれがイヤで契約期間の途中でやめちゃいましたけどね。

とりあえず、私の経験はさておき、派遣社員と契約社員を比較してみると、正社員になれる可能性からすれば、契約社員の方がいいのかもしれませんね。

(というか、そもそも、正社員になりたいのなら、とっとと求人サイトや転職エージェントで正社員の仕事探したほうが早いと思うんですがね・・・。)

仕事に責任や裁量の点で違い

仕事に責任や裁量の点で違い

仕事の責任では、派遣社員と契約社員を比べると、やっぱり契約社員の方が直接雇用の分だけ、責任が重くなるように思いますね。

ただ、これも会社によるので、一概には言えません。

私が契約社員の頃、派遣社員と責任が全く変わらない会社もありました。

一方で、別の会社で契約社員になった時には、派遣社員の頃の何倍もの責任や能力が求められるようになりました。

給与が派遣社員の頃よりも少なくなっているにもかかわらず、仕事の責任は増え続けていく契約社員って、どんだけヒドイ会社なんだよって(笑)

契約社員って、直接雇用の分だけ雇用主との距離が近いので、責任が大きくなるのは仕方ないんでしょうが・・・

ただ、責任が増えているのに、給与が変わらないって、契約社員をナメてるとしか言えません。

契約社員って、奴隷扱いと変わりないですよね?

こう見ると、派遣社員のほうに軍配が上がります!

少なくとも私の経験からしたら、責任のメリットは確実に派遣社員ですよ。

派遣社員と契約社員 働くならあなたはどっちのメリットを選ぶ?のまとめ

まとめ

さて、いろいろと比較してみてきましたが、いかがだったでしょうか?

私は自分の苦い経験から、契約社員ってほとんどと言っていいほどメリットがないと思っています。

なので、働くんだったら、契約社員より派遣社員の方が絶対いいと思っています。

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でも、派遣社員をしている人の中には、正社員に魅力を感じている人も多いです。

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この記事では派遣社員と正社員のメリット・デメリットを比較しました。

もし、ここに掲げた正社員のメリットに魅力を感じる人は、契約社員を選んで、正社員登用の道を探るのもアリなんじゃないかと思います。

ただ、契約社員になったからといって、必ずしも正社員になれるとは限りません。

会社って、

「正社員にしてやるよ。もっと頑張ったらね!」と言いつつ、

コロッと手のひらを簡単に変えるんですよ。

私は実際に某企業でその現実に向き合いましたのでね。

せっかく頑張ったのに、期待を無にされたんじゃたまりませんよ。

だったら、最初から派遣社員の方がいいのだと思うんですよ。

というわけで、本記事が、皆さんの有意義なキャリアの選択となりますように。

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