クレジットカード在籍確認って必ずあるの?【元社員が詳しく解説】

クレジットカード在籍確認の電話

クレジットカードやカードローンを申し込むとかかってくる職場への在籍確認の電話。

  • 忙しい職場に電話がかかってくるなんて、接客中で電話出られないし、職場に迷惑がかかったらどうしよう?
  • 工場のライン、人手が足りなく、電話なんて出られる余裕なんてないよー
  • 勤務先の人にわかったら気まずい。申し込みしたけどやめた方がいいかな…
  • できれば、電話かかって欲しくないなー
  • 派遣先に電話か…うーん、大丈夫かな?
  • 電話で呼び出されたらどうしよう?
…なんて思っている方も多いですよね。クレジットカード会社に勤めていた私ですら、申し込んだ時はいつもそう思います。

しかもカードローンの在籍確認なんて、職場にわかってしまうと、すごい恥ずかしいです!

職場の人に「えっ?カードローン?借金あんの?」なんて言われたら、気まずいどころじゃないですから(笑)

でも、クレジットカード・カードローンの在籍確認は、会社にとって、極めて大事な審査の一つなんです。

クレジットカード会社で在籍確認の電話をしていた私が詳しく解説します。

クレジットカード・カードローンの在籍確認をまとめて解説

チェックポイント

そもそもなんで在籍確認するの?

在籍確認の電話は、審査方法の一つです。クレジットカード・カードローン会社にとって、すごく重要な確認事項なんです。

クレジットカードやカードローンなどの申込みの基準にはよくこんな文言が書かれています。

お申込みいただける方
原則として18歳以上で、ご本人または配偶者に継続して安定した収入がある方

もし、勤務先への在籍確認の電話をせず、安定的な収入がない人にカードを発行し、その後、貸付が焦げ付いてしまったら、会社に多大な損害が発生してしまいます。

在籍確認は虚偽の申告を防ぐため

巷の人には信じられないことですが、実はカード申し込みをする人の中には、嘘の勤務先で申告(記入・入力)、働いていないのに働いていると、虚偽の申告をする方が結構いらっしゃいます。

もちろん、割合的に言えば、ごく一部ですよ。

でも、嘘の申告が次第に増えると問題が発生します。

安定的な収入がない人にカード発行を乱発し、お金を返してもらえなくなると、徐々に貸し倒れが増え、会社に多大な損失が発生します。そして、会社がまかなえる範囲を超え損失が増えると、手数料、保険料や利息の増額などで対処せざるを得なくなります。

結果、「健全にカードを使っている人」に費用を負わせることになってしまうのです。

だからこそ、真面目に使っているカードユーザーに負担をかけないように、また会社も不要な損失を出さぬように、未然にそれを防ぐため「職場・勤務先へ在籍確認の電話」をしているのです。

審査担当者に怒られた話

私がカード会社に在籍していたとき、審査課の担当者に

てつ

在籍確認の電話なんてみんな嫌がるから、しないほうがいいんじゃないですか?

とふと漏らしてことがあったのですが…

じゃあ、貸し倒れが出たら、お前、損失補填してくれるんだな!

審査担当者

てつ

と怒られてしまったことがあります。

審査担当者も立場はサラリーマンなんです。

担当者の責任からしても、在籍確認の電話は業務上の必須事項と理解できるはずです。

在籍確認では自分が電話に出なくちゃダメ?

在籍確認の目的は、安定的な収入があるかどうか、つまり、きちんと働いているかどうかです。

要は働いているという事実確認さえできれば、基本OKなのです。

つまり、本人と電話で話さなくても、勤務先で電話応対してくれた人が

  • 「今は席を外しています。」
  • 「今、○○は接客中で手が離せません。」
  • 「彼(彼女)は休憩時間まで電話に出られません。」
  • 「○○は明日まで出張中です。」

という返事をすれば、最低限、働いている事実は確認できます。

接客業の人や工場のラインの人などは、電話のために抜け出すのが難しいですよね。営業の人だって、日中、外に出ていることが多いです。

この点、クレジットカード会社やカードローン会社もよくわかっています。

というわけで、在籍確認の電話は自分が不在でも基本OKなのです。

在籍確認で自分が出た時、聞かれるのは何?

在籍確認の電話で申込者本人が電話に出て、どんなことを聞かれるのかと言えば、普通、以下の1〜2点を確認してくるだけです。

  • 住所
  • 生年月日
  • 携帯電話番号
  • 勤続年数
  • 居住年数
  • etc.

申し込みフォームに記入した事項そのものですね。

もちろん、もし記入・入力事項に不備や不明瞭な点があれば、それをはっきりさせるために詳しく聞いてきます。

例えば、賃貸マンションに住んでいるのにマンション名がなかったり、入力事項に誤字脱字があったり…とかです。

注意
クレジットヒストリー(信用履歴)上、怪しい人は全部項目を確認することも!

電話には本人でなくてもオッケーなの?

じゃあ、本人が必ず電話に出なくてもいいのかというと、実はこれまた状況によって変わってくるのですねー。

クレジットカード会社の審査担当者が「勤務先に電話をして、直接本人と話ができないとダメ!」という条件はよくあります。

カードローン会社も、勤務先に架電して本人と必ず話すことを要件としているところも結構多いです。

ちなみに住宅ローンですと、大手銀行は勤務先で必ず本人と話すことを審査要件としていますね。(住宅ローンは聞こえがいいので、かかってきても問題なさそうですが…)

在籍確認の電話は必ず実施される?

在籍確認は100%実施されるのかというと、これまた状況によって変わってきます。

信用情報機関の情報に基づき、クレジットカード会社が問題なしと判断すれば、在籍確認の電話は行われません

かつて私が不動産会社の内勤で電話を取る業務だった時、何枚かクレジットカードを申し込んだことがありましたが…いつの間にか自宅へカードが書留で届きました。

仕事が暇だった時期で、電話がかかってきたら、ゆっくりクレジットカード会社の人とお喋りするつもりだったんですけども…残念ながら、かけてきてくれませんでした(笑)

なんせ、クレジットカードの場合、申込者数はべらぼうに多いですからね。本来なら、一人一人に確認をしたいのがクレジットカード会社の本音でしょうが、流石に電話をかけるだけのコストを考えると、大半の場合、できませんよね。

なので、クレジットカード会社が明らかに問題なしと判定する場合には、勤務先への在籍確認は行われません。

注意
在籍確認の基準は、各クレジットカード会社の自社の基準で決めているものです。
在籍確認するかどうかは、カード会社や申込者の属性によって変わってきます。

カードローンの場合、在籍確認の電話は?

カードローンの場合、お金を借りることが目的で発行されるカードなので、基本シビアであり、在籍確認は行われるはずです。

ただ、これもクレジットカード会社同様、必ずしも行われるわけではありません。

私個人の経験ですが、大手銀行のカードローンに申し込んだ時、在籍確認の電話はありませんでした。

在籍確認の電話の会話はこんな感じ

電話のやりとり

想定される会話のやりとり

申込者は△△商事勤務の〇〇さんを想定。

職場の人

はい、お電話ありがとうございます。△△商事でございます。
もしもし、佐藤と言いますが、〇〇さんはいらっしゃいますか?

女性オペレーター

職場の人

申し訳ございません。あいにく席を外しております。失礼ですが、どういったご用件でしょうか?
今は席を外されているのですね。承知致しました。また、改めてこちらから電話いたします。

女性オペレーター

職場の人

こちらから電話いたしましょうか?
結構でございます。

女性オペレーター

職場の人

では電話があった旨、伝えておきます。お会社名は?
いいえ、結構でございます。それでは失礼します。

女性オペレーター

MEMO
基本的に申し込み本人以外に、クレジットカード会社であることは言いません。
これは個人のプライバシーを配慮しているからです。
もちろん、はっきりと「○○カードの▲▲です。」と言う大手クレジットカード会社もあります!

カードローンの在籍確認は会社名を名乗る?

もちろん、一概に言えないのですが、私が申し込んだ銀行系カードローンの一つは、経験からいうと、会社名を名乗ってきました。

ジャパンネット銀行です!

カードローンを申し込んだ時、ジャパンネット銀行の担当者が職場あてに会社名を名乗ってきました。

ちょうど締め切り間近のクソ忙しい時間帯に、しかも職場がピリピリしている中、職場の人が冷ややかな目をしながら、でっかい声で

職場の女性

JNBの××さんから電話です。○○てつさんはいらっしゃいますか?って。あのーJNBってなんですかぁ?

って。

クレジットカード会社では会社名を名乗るところは少なかったので、まさかの名乗りにびっくりですよ!

しかもJNBって、普通言われてもわかんないですよね?

逆にJNBとは言わずに、はっきりとジャパンネット銀行って言えよ!って思いましたよ。カードローン申し込んだって、バレるんじゃないかとヒヤヒヤしました(笑)

在籍確認はいつ頃行うの?

通常は申し込みの数日後〜1週間前後。

カードの申込者数が立て込んでいる時には、2〜3週間前後に確認が行われることもあります。

私がクレジットカード会社にいた時は勤務先への在籍確認が数ヶ月後ということもありました!(いくらなんでも、遅すぎですよね…。)

在籍確認が取れないと判断される例

ダメなケース

審査不可になりそうな勤務先での返答例

  • 〇〇という者は弊社にはあいにくおりませんが…。
  • 〇〇は退職しました。
  • 〇〇は病気のため休業中です。いつに戻る? いえ、わかりません。

見ておわかりのとおり、安定した収入がないと判断されるケースですね。

私が勤務していた不動産会社で体験した例

実は前記の「先月、退職しました。」と同様のケース、かつて私が不動産会社で体験しました。

昔、勤務していた不動産会社で電話がかかってきたことがありました。

佐々木と申しますが、◆◆◆さんいらっしゃいますか?

佐々木さん

てっきり、私は営業取引先の人だと思い、

てつ

あの、どちらの佐々木さまでいらっしゃいますか?

と聞き返したのです。でも結局、何回も聞き詰めたにもかかわらず

佐々木と言います。

佐々木さん

としか答えてくれませんでした。

実は、その◆◆◆さんは半年前に退職されてしまっていたんですよね。

で、そのことを、電話の佐々木さんに告げたところ、

えっ? 辞めてる? あ、あ、辞めてるんですか? あ、そーなんですか。わかりました。それなら結構です。

男性オペレーター

と驚いた反応をして電話を切られました。たぶん「在籍確認の電話」だったんだなーと直感的に思いました。

◆◆◆さんは真面目な方で、仕事では決して嘘をつく方ではなかったのですが、
諸般の事情で申し込みをされたのだなーと、当時ふと思ったのでありました。

というわけで、こういうケースが多々あるんで、クレジットカード会社やカードローン会社は在籍確認の電話をやめることができないのです。

在籍確認のまとめ

在籍確認は比較的簡単に短時間(通常数分間)で終わるものです。

在籍確認が取れれば、各会社の審査基準に従って、派遣でもアルバイトでもパートでも発行可能です。

今や派遣・契約社員・アルバイト・パートの方が大多数。不安なんて気にせず自信を持ってください!

勤務先に電話がかかってきても、ソワソワせず気にしないで堂々と落ち着いていれば対応すればいいのです。

「申し込みしてやったぞっ!迷惑かけんなよ!」の気持ちぐらいで十分なんです。

不安で煩わしいなーと思って、クレジットカード・カードローンの申し込みをためらっている方、ぜひ記事を参考に申し込みしてくださいね。