学歴っていらない?【学歴をみる会社たくさんあるよ!学歴は大事】

学歴っていらない?

  • 「実力があれば、学校なんて必要ない」
  • 「大学なんて、行くだけ時間の無駄!」
  • 「大学の学費がもったいないよ。」
  • 「仕事では学歴なんて関係ない」

巷のネット記事などでは、「学歴なんていらない!」といった記事をよく見かけます。

確かに学歴がなくとも、中卒や高卒で成功している起業家(経営者やフリーランスなど)の人は多く見かけますし、高学歴の人でも、事業に失敗している人はたくさんいます。

また、企業勤めのサラリーマンであっても、低学歴の人で出世している人もいれば、高学歴の人でも、万年ヒラという会社もたくさんあります。

「学歴」と「事業成功・出世」との間には、因果関係がありません。お分かりの通りです。

こうなると、成功するために資格をとったり、知識や実力をつけたり、人脈を増やしたりする方が効率的で、学歴なんて不要!という結論になりそうです。

しかしながら、この「学歴なんていらない」という考え、そのまま鵜呑みにしてしまうと、人によっては大きなチャンスをドブに捨ててしまうことにもなりかねず、注意が必要です。

「学歴なんて不要!」は、すべての人に当てはまるわけではないのです。

私は20年以上前に、東京の立教大学を卒業しました。

大学卒業後、正社員・フリーランス・派遣社員など、転職を繰り返してきましたが、仕事を変えるたび、学歴で救われた事実は、正直、否定できません。

大学で得られた知識など、とうの昔に忘れ去りましたが、大学を卒業した事実によって、転職の面接などでは会話が弾み、採用に繋がったことは結構あります。

本記事では、「大学の学歴っていらないんじゃないの?」と考え始めた人や、「大学ってそもそも不要では?」と感じている人に向けて、私の実体験を元にまとめました。

「将来、大学に進学どうしよう?」また「大学に入学したけどつまんないから中退しようかな?」と悩むあなたの不安を解消する助けになれれば幸いです。

就活で実感した大企業への就職チャンス

新卒の就活で実感した就職のチャンス

新卒の就活で直面した学歴フィルター

私が20年前に新卒で就職活動していた頃は、国内の銀行や証券会社がバタバタと破綻し、外資系金融・コンサルが、新卒枠に台頭し始めた頃でした。

大手の企業がそんな感じで倒産していったので、

「日本の大企業はもうダメだ。生き残れない。これからは外資系の時代だ。」

と思い、外資に狙いを定め、就職活動を思い立ったのでした。

ところが、自分の志望とは裏腹に、大学の就職部には志望する外資系企業の情報が全くありません。

そして、当時はリクルートなどの情報誌に付属するハガキを使い、企業に資料請求をするという手法も取られていたのですが、その情報誌にも志望する外資系企業のハガキが付いていなかったのでした。

そんな状況だったため、「外資系企業は中途採用だけのかな・・・」と学生の私は安直に思ったものです。

学歴フィルターの存在にショック

ところがある日、東京大学に併設する就職情報室(※東大生専用)に行くことがあり、そこで私は知ってしまったのです。

自分が志望する外資系企業の就職情報が、その情報室にはたくさんあることに。

しかも、東大生専用の資料請求ハガキなんてモノも存在していたのです。

この驚愕の事実を知った時、私は驚きましたね。

就職ってどの企業も公平に行われ、企業の公平な試験や面接を経て、個人の能力や人柄などによって、採用は決まると思っていたからです。

まさか、自分が志望する外資系企業が、自分が通う立教大学で足切りされるとは思ってもみなく、大学生の私は本当にショックでした。

大学の学歴で就職先の選択肢は増える

でも、この学歴フィルターを知ったおかげで、私は目が覚めました。

それは、大学の新卒で就職活動できること、いわゆる、新卒カードがいかに有効なのかがわかったからです。

仮にもし、自分が大学生ではなく、大学中退ないし高卒だったら、大企業どころか、中小企業の就職活動もかなり限られ、かなり苦戦したはずです。

大卒だからこそ、求人募集している会社って意外にも結構あるんです。実際、高卒で就職活動をしていた知り合いから、その事実をも知らされ、大卒の良さを改めて実感しました。

自分が仕事をやりたい業界や企業で、大卒という学歴が必要だった時に、学歴があれば、就業のチャンスや選択肢を増やしてくれるんです。

なので、やはり、学歴がないよりもあった方がやっぱり有利です。

大学の授業でも得られるものはある

大学の授業でも得られるものはある

大学の授業ってコスパ悪い?

大学の授業って、実務に役に立ちませんので、大学(学歴)はいらないっていう人、多いですね。

私も大学に入った後、最初に講義を受けた時、講義内容のつまらなさに、1ヶ月で大学を辞めたくなりました。

私は浪人して大学に入学したのですが、浪人時代の予備校の授業の方がよっぽど刺激的で、面白かったです。

こんなつまらない講義にお金を払うくらいなら、いっそ大学を辞めて、自分が満足できることにお金を使った方が、あとあと、後悔しないのでは?って当時真剣に思っていました。

今の時代だと、ネットで調べれば、いろんな情報がわかりますから、なおさら大学に通って情報を得る必要なんてないといえそうですよね。

こうやって考えると、大学の授業ってコストパフォーマンスが悪いように思えます。

でもですね、コストパフォーマンスの悪さって、別に大学の授業に限られるものではありません。

司法試験だって、公認会計士試験だって、試験合格のために覚えなきゃいけないことがたくさんありますが、試験範囲すべて覚えなければ、法律や会計の実務ができないかというと、決してそんなことはありません。

しかも覚えたとしても、人間って、すぐ忘れますから、試験勉強の効率はかなり悪いじゃないかと思います。

資格試験や大学の授業で得られるもの

では、なんで資格試験が否定されないのかと言えば、恐らく、学ぶことによって、学問(法律や会計)の考え方を身に付けることに大きな意味があるのだと私は思うのです。

学ぶことを通じて専門職の教養が身についているか、ペーパーテストで確認をしているのが、司法試験や公認会計士試験などの試験というわけです。

この考え方を身に付ける学びは、当然、大学にも当てはまります。

大学での学問は、一般性や客観性、普遍性が要求されるため、基本、理論が中心です。

この理論っていうものは、考え方そのものです。つまり、こういう考え方(理論)を身につけたかどうかを示す目安こそが、大卒という学歴というわけです。

もちろん、この考え方を習得したとしても、大学卒業後、すぐにお金になるわけではありませんよ。

しかし、この考え方が身についているかどうか、現実の多くの企業では、意図的に採用条件に組み入れているのですから、大卒という学歴は、少なくとも一般的な企業に就職する限りでは、それなりに意味があるものだと言えます。

MEMO
前項の学歴フィルターも、東大生などに見られる、要領の良さを身につけているかなど、考え方が身についている度合いを示したものと言えます。

新卒だけじゃなく既卒の就活でも学歴は有効

学歴は新卒の就活だけ既卒でも有効

新卒の就活では学歴がやっぱり大事

新卒の就職活動では、名だたる企業が就職戦線に参入してきます。

そのため、高卒では就職できない企業も、大学に入れば、就職の選択肢が増え、大手企業や特定の業種に就職できる可能性が大きくなります。

したがって、大卒という学歴は、高卒よりも有効であり、学歴がかなり大事だと確実に言えます。

既卒の転職では学歴は不要?

一方、大学卒業後は、就職活動をする場合、第二新卒などの扱いを除けば、就職活動は転職活動となります。

転職活動では、前職の職務経歴を踏まえて採用活動が進みますので、学歴が選考に影響する度合いは、少なそうに思えます。

実際、私が何度も転職を繰り返ししてきた中では、転職の面接では、以下のようなことをよく聞かれていました。

  • 自己PR・志望動機
  • どういう仕事・内容をしてきたか?
  • どのくらい実績を出してきたのか?
  • どうして辞めたのか?
  • 転職回数が多いのはなぜか?
  • etc

企業は、これらの質問を通じ、私の人柄や相性などを判断して採用活動をしていたと思います。

おわかりの通り、学歴に直結する質問はありません。転職の面接では、仕事の話は中心となるため、学歴そのものが、転職活動に貢献する度合いは必要ないように見えます。

では、学歴の出番が全くなかったか?と言うと、実は、決してそんなことはありませんでした。

学歴があることで希望する企業の就職につながったこともあるんです。

大卒限定で募集をかけていた企業

私が社会人10年目にして、心の底からやってみたいと思った職種がありました。まさに、巡り合った天職という感じです。

ニッチな職種であったため、業界の企業の数は限られていましたが、幸運にも採用されました。

入社後にわかったのが、役員をはじめとする社員のほとんどが、有名大学を卒業していたことでした。(※社長だけがいわゆるFラン大学でした(笑))

もちろん、採用が決まったのは、強い熱意があったからだと思いますが、それでも、学歴がもし高卒だったら、採用されることはなかったはずです。

入社した後、社会人10年目にして、ようやく心の底から大学を卒業して本当によかったと思いましたね。

面接で大学の話題で共感を得る

企業によっては、面接では人柄を判断するため、あえて仕事とは関係のない雑談を実施する会社もあります。

趣味が豊富な人は、話の幅が広げやすいですが、私のように無趣味だと、話が広がりません。

こうなると、大学での専攻や大学時代のアルバイトの話に絡め、会話をつなぐしかありません。

私の場合、あえて大学時代の昔ばなしを掘り出して、共感が得られたことで、採用がスムーズにいったこともあります。

もちろん、大学での生活は、学歴とは直接関係がありません。

ただ、大学で楽しかったこと、失敗したこと、アルバイトでの経験など、昔のことでも、面接担当者に楽しくおかしく感じてもらえれば、採用につながることもあるんです。

そのほか、採用担当者が同じ大学であれば、親近感を持ってもらえ、採用にプラスになり得ます。

既卒でも学歴はプラス材料になる

このように、学歴は新卒の就活だけ有効なのではなく、既卒の転職活動でもプラス材料となりえます。

起業する場合でも学歴はあった方がいい

起業する場合でも学歴はあった方がいい

起業家は意外にも有名大学卒業が多い

起業する場合、学歴が関係することは、ほとんどありません。経営者や個人事業主としてやっていくなら、大事なのは、仕事そのものですからね。

しかし、意外にも、起業家の学歴をみると、慶應大学や早稲田大学など一流大学を卒業しているケースは多いです。

また、有名ブロガーにも有名大学を卒業している人って、結構多いです。

有名ブロガーの中には、「大学はいらない」「学歴は不要!」と叫ぶ人もいますが、意外や意外、書籍やブログのプロフィール欄には卒業大学名を載せていることが多いです。(※今は載せていなくとも、かつては載せていたことも・・・。)

これは、大学卒業というプラスのイメージを引き起こす「ハロー効果」を狙ったものです。

何だかんだいって、学歴なんていらないと言いつつも、言っている本人はきちんと大学を卒業し、プロフィール欄でアピールしているわけですね(笑)

裏を返せば、学歴がいらないと主張できるには、大学を卒業しないと言えないとも考えられます。

成功すれば学歴なんて不要だが・・・

もちろん、大学を卒業していない起業家だってたくさんいますよ。また、大学卒業していても、ブロガーの中には、大学卒業をあえて言わない人もいます。

ただ、そういう起業家は、往々にして、学歴ではなく、事業の実績や数字をアピールしています。

つまり、起業家になって、実績や数字をアピールできれば、学歴なんていらなくなるわけです。

しかし、この起業家になり、成功して実績や数字をアピールするって、そもそも簡単なことなのでしょうか?

皆が皆、経営者やフリーランスになり、成功して実績や数字をアピールできれば問題ないのでしょうが、残念ながら、人によってはうまくいかないこともあります。

いや、起業で成功する人の割合を考えると、うまくいかない人の数の方が多いと思います。

実際、私も過去、フリーランスで挑戦したことがありましたが、結局うまくいかずに、勤め人に逆戻りとなりました。

勤め人に戻る際、結局、拠り所となりえたのがそれまでの職歴であり、学歴でした。

仕事は途中で失敗に終わってしまったけど、大学だけはきちんと終われたと思えれば、バックボーンとして心理的な支えにもなり得ます。

成功することだけでなく、失敗することも考えると、学歴ってあながち不要とも言い切れません。

学歴っていらない?のまとめ

学歴っていらない?のまとめ

学歴がプラスになること、わかってもらえましたか?

学歴って、結局のところ、見ず知らずの人を理解するためのわかりやすい指標なんです。

日本社会って、なんだかんだ言って、学歴社会です。

経営者やフリーランスの数よりも、会社勤めのサラリーマンの数の方が圧倒的に多いわけですし、有名大手企業に勤めている人の学歴を見たら、その多くがみんな大卒なのですからね。

学歴なんていらないと言えるほど、大企業の上層部は、頭が柔軟ではありません。起業家のように、サラリーマン個人で実績や数字を出している人の数なんて相対的に少ないですので。

安易に学歴なんていらないとか言って、大学をやめてしまうのは非常にもったいないです。

どうしても起業をしたいのなら、大学に在学しながら起業をして、事業がうまくいき実績を出したあとで、初めて大学を辞めることを検討すればいいと、私は思いますね。

起業で成功している人にとっては、いらないと思う学歴も、失敗を繰り返しながら成長している人間にとってみれば、特に勤め人に戻る場合には、大切な拠り所となるんですから。

ぜひ、後悔のないよう、学歴選択の検討をしてくださいね。