老後の住まいはマンション? 一戸建て?【マンション一択で決まり!】

老後の住まいはマンション一択

「老後の住まいはマンションの方がいい?それとも戸建の方がいい?」

こんな悩みを抱えて、マンションにしようか、戸建にしようか、迷っていませんか?

マイホームを購入するとなれば、頻繁な住み替えは避けたいものですよね?

引っ越しだって、住み替えだって、お金がかかりますからね。

端的に結論から言えば、上記の悩みに対する答えは断然マンションです!

実は、私が新築・中古マンションの販売営業をしていた頃、この答えを、ため息交じりに一戸建てに住む年配者の多くから、聞いていたんです。

当時、20代の私は、このマンションがいいという答え、正直言って、よくわかりませんでした。

本音いうと、一戸建ての方が、駐車場もあり便利だし、庭だって広ければ、庭いじりが楽しめて、家を持つのなら、やっぱりマンションよりも、戸建の方がいいと思っていましたからね。マンション販売の営業しながら・・・(笑)

ただ、モデルルームや中古マンションを見にくる年配者の多くが、

「あなたは若いから、わからないかもしれないけどね・・・」

「今はまだ良くてもね・・・」

と、皆さん、口を揃えて言っていたんですよ。

それら数多くの言葉を聞いた結果、20代の私は、一戸建てという一辺倒な考え方を改めました。

おそらく、若い人に限らず、40代や50代の人の中にも、マンションは予算的に戸建が持てない人の住まいと思っている人が、かなりいるじゃないかと思います。

そこで、老後の住まいは、戸建よりもマンションが良いという理由を、私が不動産営業の経験から、年配者の声をまとめて、記事としました。老後の住まいに迷う、あなたの不安解消になれば幸いです。

一戸建てではなくマンション一択の理由

マンション一択の理由

一戸建てではなく、マンションがいい理由は2つです。

  1. 一戸建ては階段の上り下りがあって辛い
  2. 一戸建ては広いと管理が大変

これら2つの理由は、いずれも年配のマンション購入希望者が言っていたことです。それぞれを説明しますね。

1.階段の上り下りが辛い

階段の上り下りが辛い

  • 「階段の上り下りが億劫になってきたよ・・」
  • 「階段が最近きつくなってきてね・・・」
  • 「上り下りが面倒くさいので、ずっと1階にいる」

年配者の方から、これらの言葉を聞いた私は、

「え?ホントに?」って、思いましたね。

階段くらいなら、適度な運動になるんじゃないの?って真面目に思っていましたもんね、私は。

しかし、若い頃は苦にはならない「階段の上り下り」も、高齢になれば、どうやら本当にツライようです。

しかも、高齢になると、わずか数センチの段差でも、転びやすくなってしまいます。普段慣れているはずの階段でつまずき、怪我をしてしまったら、それを機に体力が落ちてしまうことも。

一度転んでしまうと、治るまでに時間を要します。しばらく歩けないと、体力が落ちてしまうという悪循環になってしま運ですね。

もちろん、慎重に動いて、転ばないように鍛えればいいという考えもあるかと思いますよ。

しかし、どうあがいても、年齢とともに体力は落ちていくものです。20代や30代と同じだけの筋力増強や筋肉維持には、やっぱり限界があるんですね。

そもそも年齢を経て、足腰が弱くなった体で、階段を頻繁に上げれるのかという問題もあります。この抗えぬ人間の老いに対処するためには、体が動くできる限り、リスクを避ける対処が大事です。

その対処法こそが、住まいを階段のある戸建ではなく、マンションにする方法です。

もしマンションに住み、運動不足になるのなら、運動不足の解消は、階段の上り下りではなく、平坦な道を歩くことでも解消できます。

体力は個々人によって違います。よっぽど体力に自信があっても、怪我をきっかけで変わることは大いにあります。

自分の体力を過信せず、老後への備えるなら、マンションの方が得策であることがわかります。

2.掃除や手入れなど管理が大変

管理が大変

  • 「広い庭の手入れが大変になってきた」
  • 「子供が成人して、家を出て行き、部屋が余っている」
  • 「車に乗らなくなったから駐車場はいらない」
  • 「庭の草取り、庭木の剪定などメンテナンスにお金がかかる」
  • 「側溝ドロ上げが面倒くさい」

広い部屋も数多くの部屋も、20代や30代の若い頃であれば、希望や憧れです。しかし、年齢を重ねれば、逆に大きな悩みとなります。

庭の手入れは、もし自分でできなくなれば、人を雇うしかなく、お金がかかります。雪が降れば、自分の家だけ雪かきしないわけにはいきません。

また、庭の手入れ、シロアリ駆除・ベランダ防水・外壁塗装などの修繕が負担になります。それら修繕には、当然、数百万円の費用がかかるわけです。数百万円かかるなら、結局、マンションの管理費と変わらなくなりますよね。

さらには、子供が出て行った使わない部屋だって、空気の入れ替えをしなければ、カビが生え、空気の入れ替えをすれば、埃が舞い込み、たまります。

結局、家が広いことで、掃除や手入れなどの手間がかかり、管理が大変でになってくるのです。

年齢を重ねると、これら全てが苦痛に感じるのです。

その他の戸建が大変な理由

戸建が大変な理由

前記2つの理由以外にも、戸建が大変な理由があります。

  • 「冬場は廊下が寒い」
  • 「トイレまでが遠い」
  • 「朝晩の家中の開け閉め」
  • 「防犯に苦労する」
  • 「近所付き合いが面倒」

以下、簡単な説明です。

「冬場は廊下が寒い」

広い一戸建てだと、冬場、家全体が暖まるのには、時間がかかります。廊下が寒ければ、お風呂上がりのヒートショックも気をつけなければいけません。

マンションの場合、密閉性が高いです。戸建に比べたら、寒さは若干ですが、和らぎます。

「トイレまでが遠い」

年齢が高くなると、トイレに行くことが多くなります。トイレまでの距離があると大変です。寒い冬場であれば、夜間の廊下は冷え、完全に目が覚めてしまいます。

戸建に比べれば、マンションの場合、比較的、距離が近いです。近いので完全に目が覚めてしまうということも少ないでしょう。

「朝晩の家中の開け閉め」「防犯に苦労する」

朝晩、部屋の換気をするため、窓ガラスの開け閉めも一苦労です。ずっと開けていなければ、湿気がこもります。かと言って、ずっと開けぱなしにすることもできません。

そして、ちょっとした買い物に出かけるにも、外出のたびにあちこち戸締りするのも一苦労です。防犯も心配すればキリがありません。

この点、マンションでは、窓ガラスの数は限られます。開け閉めはそんなに大変ではありません。防犯だって、鍵一つで出かけられ、楽ですね。

「近所付き合いが面倒」

戸建だと、長期間、旅行に出かけて、留守にすれば、扉がきっちりしまっているので、不在がすぐにわかってしまいます。

近所の人が「ああ、旅行にでも行ったのかな?」と勘ぐるわけですね。

この点、マンションだと、独立した区画なので、長期間出かけていても、周りから外出がわかることは基本的にありません。近所付き合いは、戸建よりもマンションの方が断然低いと思います。

戸建でも問題は解消できる?

解消できる?

マンションをベタ褒めすると、戸建で対処できるよ!という人が必ずいます。

果たして、本当にそうでしょうか?

階段の上り下りは対処できる?

一軒家でもホームエレベーターや階段昇降機を設置すれば、大丈夫という意見もありますね。ただ、これって、あんまり現実的な対処法ではないと思いますね。

ホームエレベーター設置って、新築の場合だと、費用が数百万円かかります。既に建っている建物は、再築しないと難しいです。

また階段昇降機も、広い一戸建てなら別として、都心部の一戸建てのように、階段が急な建物では設置も難しいはずです。

洗濯物を干したり、空気の入れ替えしたりなど、ちょっとしたことでも、手間がかかるわけです。

そう言えば、ホームエレベーターや階段昇降機を使って、家の中を動くなんて面倒くさいという声も、戸建所有の年配者から、かつて聞いたことがあります。

また、バリアフリーの戸建でも、やはりマンションのような平面の利便性はかないません。

平屋の戸建であれば、対処できそうな気もしますが、一般的に、「平屋は最高の贅沢品」と言われるくらいですから、経済力がないと難しく、都心部であれば、事実上不可能に近いです。

やっぱりコストや手間を考えると、一戸建てでの対処は難しく、マンションの方が有利と言えそうです。

掃除や手入れなど管理が大変

20代〜50代であれば、掃除や家の手入れなど、苦にならずに、なんでもできるはずです。

しかし、60代や70代ともなれば、体力がそれまでと明らかに変わります。

20代〜50代の人で、もしこのイメージがわかりにくいのであれば、今住んでいる家を基準に、4〜5倍の広さの家を毎日管理することを考えたら、イメージがつかめるのではないでしょうか?

まあそれでも、体力があるうちは「できる自信がある!」と答える方が多そうですが・・・(笑)

バスや電車に乗っている年配者の方が、手摺りにつかまりながら、ゆっくり歩いている姿を見ると、管理が大変という言葉の意味もわかるはずです。

マンションの場合、管理のほとんどを管理組合や管理会社に委託します。体力が落ちた場合に、一戸建てと比べれば、マンションの方が断然有利と言えますね。

住まいをマンションにする際のポイント

マンション購入時に抑えたいポイントと購入物件の価格

老後の住まいは、一戸建てよりもマンションの方がおすすめできるわけですが、だからと言って、すべてのマンションがいいというわけではありません。

住まいをマンションにする際、特にマンションを購入する場合に抑えておきたいポイントをあげておきます。

都心部や街の中心部に近いマンション

都心部や街の中心部に近いマンションは、需要が途切れないため、資産価値が落ちにくいです。

東京23区内のマンションであれば、年齢を問わず一定の購入需要がありますので、価格が落ちず、後々の売却ではスムーズにいきやすいです。

また、東京に限らず、街の中心部やターミナル駅に近くても、日頃の買い物などで利便性が高いです。そのため、一定の購入需要が見込める、後々の売却が有利になります。

周辺がうるさく感じられるマンションは避けた方がいいですが、街の中心部やターミナル駅に近いマンションは、比較的、利便性が高いことが多いです。

もちろん、都心部や街の中心部から離れて、銀行やスーパーなどが近所になくても、ネットが普及した昨今、必ずしも困ることはありません。

しかし、子供や孫に資産を残したい場合、もしくは、施設に入るから資金を欲しい場合は、マンション売却をすることになります。都心部や街の中心部に近いマンションの方が、利便性や快適性があり、資産価値が維持されるため、メリットが大きいと思われます。

最寄り駅までの所要時間

最寄り駅までの距離が近いマンションだと、日頃、出かける場合でも便利です。最寄り駅にスーパーがあり、買い物しやすいと車もいらなくなります。

また、マンションが最寄り駅まで近いと、将来、車を手放すことになって困りません。車のみならず、自転車すら乗れなくなることまで考えて、最寄り駅までの距離を考えるのは重要です。

一般的に、最寄り駅からの徒歩時間は8〜10分を越えると、購入需要がガクッと下がると言われています。

徒歩での所要時間も考慮すると、資産価値が落ちにくくなり、将来、マンションを売却しやすくベターです。

管理の状態

一般邸に、マンションは管理で買いなさい!と言われます。

新築マンションの場合はわかりませんが、中古マンションの場合は、管理の状態を確認することができます。

管理の状態がいいと、マンションの資産価値が高く、もしくは維持されます。

中古マンション購入の際には、管理状態がきちんとされているか、確認することが大事です。

エレベーターの有無

いまどきの新築・中古マンションであれば、だいたいエレベーターが付いていますので、気にすることはありません。

しかし、団地などの古いマンションだと、エレベーターが付いていないことも多いです。

せっかくマンションに住んでも、エレベーターが利用できなければ、外出時に億劫さを感じることになりかねません。

外出の機会が減れば、運動不足につながり、体力維持に影響が出てきます。

年配のマンション購入者に聞いても、「エレベーターは楽でいいね。」ということをよく聞きました。なるべくなら、エレベーター付きのマンションがいいと思われます。

もし、マンションを購入するのであれば、エレベーター付いている方が、資産価値が高くなります。

バリアフリーにできるか

古いマンションの中には、リフォームをしても、完全なバリアフリーにできないこともあります。

新築マンションであれば、モデルルームなどで確認できますが、中古マンションを購入する際は、リフォーム業者と打ち合わせをして確認することが必要です。

その他のポイント

年を経ると、病院までの距離も重要です。バスに乗り換えて通院というのも大変になりますので。

また、ゴミ出し24時間OKなどは、実際に体感してみると、その便利さに驚くはずです。一戸建てでは、ゴミ出し24時間OKなんて、なかなかできませんからね。

総合的には、こうした利便性を重視して、マンションを選ぶと、追々、体の負担が楽であることがわかります。最終的には、将来の売却もしやすくなります。

老後の住まいはマンション一択のまとめ

マンション一択のまとめ

老後の住まいは、断然、立地が良い便利な場所のマンションの方が楽です。

こじんまり住む方が断然にラクですし、コンパクトなマンションが居心地よいですからね。

もちろん、一戸建てでも、維持管理に体力や経済力があれば、困ることはないでしょう。

しかし、数十年後、60代・70代・80代になっても、果たしてそれが続けられるのでしょうか? その年齢にならないと大変さやツラさを実感できないのは、リスクが大きいのではないかと思いますね。

現実に郊外の一戸建てに住んでいた年配の方々が、ぞくぞくと街中のマンションに住み替えています。

そうやって住み替えた年配者の声を聞いて、私もマンションの良さを改めて実感しました。

ぜひ、老後の住まいを考えているのであれば、こうした現実の声を踏まえて、本記事を検討材料にしていただければ幸いです。

よき老後のマンション住み替えを実現してくださいね。